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ジャズ・ボーカリストの定番曲であり、セッションでも非常によく演奏される必修曲。
この曲は1931年にSeymour Simons(シーモア・シモンズ)とGerald Marks(ジェラルド・マークス)の二人が作詞と作曲をしたポピュラー・ソングであり、その後はジャズ・スタンダードとしても非常に有名となった。
一番最初の録音は1931年にBelle Baker(ベル・ベイカー)が歌ったもので、ラジオ放送で世に知られるようになった。そしてその翌年にPaul Whiteman(ポール・ホワイトマン)の楽団をバックにMildred Bailey(ミルドレッド・ベイリー)が歌ったバーションと、続いてLouis Armstrong(ルイ・アームストロング)が歌ったバージョンがどちらもアメリカのポップ・チャートの1位となり大ヒットした。
その後は様々なミュージシャンが録音しているが、1941年にBillie Holiday(ビリー・ホリデイ)がテナー・サックスのLester Young(レスター・ヤング)と共演したものが決定版として最も名高い。
またFrank Sinatra(フランク・シナトラ)もいくつか録音を残しており、彼が歌ったことでジャズ界以外にも広く知られるようになった。
有名なものとしてはカントリー・ミュージシャンのWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)が歌ったものなどがある。
曲調は明るく軽快に演奏される事が多いが、歌詞の内容は恋人に別れを告げられ「どうして私のすべてを奪ってくれないの?」と嘆き悲しむ失恋の歌である。
原曲はB♭であるが、ほとんどの楽譜ではCで書かれている。
本来は20小節のVERSE(ヴァース)があるが、省略されることがほとんど。
#ABAC形式, #32小節, #失恋
参考音源
■Paul Whiteman & his Orchestra, vocal by Mildred Bailey (1931)
■Louis Armstrong (1932)
■Billie Holiday (1941)
■Frank Sinatra (1946)
■Willie Nelson – Stardust (Columbia Records, 1978)
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