楽器別難易度

フリーキーワード

Blue Moon

·

5〜8分
ブルー・ムーン曲:Richard Rodgers34p
Blue Moon

解説

作曲年:1934年
作曲:Richard Rodgers(リチャード・ロジャース)
作詞:Lorenz Hart(ロレンツ・ハート)

楽曲の由来

Richard Rodgers(リチャード・ロジャース)とLorenz Hart(ロレンツ・ハート)のコンビによる作品である。もともとはJean Harlow(ジーン・ハーロウ)が出演するMGM映画のために「Prayer」という題で書かれたが、映画では使われなかった。その後、同じメロディは映画『Manhattan Melodrama』(1934年)で「The Bad in Every Man」と題され、Shirley Ross(シャーリー・ロス)によって歌われた。

映画公開後、出版社のJack Robbins(ジャック・ロビンズ)がよりロマンティックな歌詞と印象的なタイトルを求め、ハートが書き直したものが現在の「Blue Moon」である。ロジャース&ハートのヒット曲の中では珍しく、ブロードウェイの舞台やハリウッド映画と結びつかずにヒットした曲とされる。

ヒットと広がり

最初の録音は1934年10月のTed Fio Rito(テッド・フィオ・リト)楽団によるもので、1935年1月には『Variety』誌のトップ10で1位に達した。同年にはGlen Gray(グレン・グレイ)率いるCasa Loma Orchestraが1位、Benny Goodman(ベニー・グッドマン)が2位を記録している。

1961年にはドゥーワップ・グループのThe Marcels(マーセルズ)版がBillboard Hot 100で1位となり、全英チャートでも1位を獲得した。ほかにもElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)など多くの歌手に取り上げられ、ポピュラー音楽の枠を越えて親しまれている。

楽曲の構成

形式はAABAで、オリジナルのキーは変ホ長調(E♭)である。ブリッジの後半では変ト長調(G♭)と変ロ長調(B♭)へ一時的に転調する。Aセクションは I – vi – ii7 – V7 という、「Heart and Soul」や「I Got Rhythm」などにも見られる定番の循環進行でできており、セッションでも覚えやすい曲である。

代表的な演奏

ジャズでは、Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)の1952年の録音、Mel Tormé(メル・トーメ)の1949年の録音、Clifford Brown(クリフォード・ブラウン)の『Clifford Brown with Strings』(1955年)、Art Blakey(アート・ブレイキー)とジャズ・メッセンジャーズの『Three Blind Mice, Vol. 1』(1962年)などがよく知られている。

#月

参考音源

Ted Fio Rito and His Orchestra – Blue Moon (Brunswick, 1934)
Vocal – Muzzy Marcellino

このサイトは有志メンバーによって運営されています。

JAZZ SESSION PORTALは関西の有志メンバーによって運営されています。
可能な限り正確な情報を公開できるように勤めていますが、誤りや参考動画のリンク切れなどがありましたら指摘いただけると幸いです。