解説
作曲年:1933年
作曲:Jerome Kern(ジェローム・カーン)
作詞:Otto Harbach(オットー・ハーバック)
- 歴史的背景
-
Jerome Kern(ジェローム・カーン)が作曲し、Otto Harbach(オットー・ハーバック)が作詞したブロードウェイ・ミュージカル『Roberta』(1933年11月18日初演)の挿入歌である。舞台ではFay Templeton(フェイ・テンプルトン)が歌った。過ぎ去った日々を懐かしむ曲で、当時は同じ舞台の「Smoke Gets in Your Eyes」の人気に隠れる形となった。
- 楽曲の構成
-
形式はABABで、キーはハ短調(Cm)である。曲全体を通してマイナー調で、冒頭は「Alone Together」に似た i – vi – ii7 – V7 の進行と半音で下降するラインで始まる。9〜12小節目では5度進行でA♭、D♭へと進んだあと、半音上のii7へ移り、半音進行で主音へ戻るという意外性のある動きを見せる。
- 代表的な演奏
-
ジャズ・ミュージシャンに好まれ、多くの録音がある。Artie Shaw(アーティ・ショウ)楽団(1938年)、Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)、Coleman Hawkins(コールマン・ホーキンス、1944年)、Art Tatum(アート・テイタム、1949年)、Lennie Tristano(レニー・トリスターノ)の『Intuition』(1949年)、Bud Powell(バド・パウエル)の『Jazz Giant』(1950年)などが挙げられる。
Miles Davis(マイルス・デイヴィス)は1951年と1965年に録音しており、後者は『Highlights from the Plugged Nickel』で聴ける。ほかにFrank Sinatra(フランク・シナトラ)の『Sinatra and Strings』(1962年)、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)の『Ella Fitzgerald Sings the Jerome Kern Song Book』(1963年)、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)とホーキンスの共演盤『Sonny Meets Hawk!』(1963年)がある。
参考音源
Vocal – Frank Luther
